【2010年代の人気アニメまとめ】おすすめ作品だけを一挙ピックアップ

これからアニメを見始めたい人に送る2010年代の人気アニメまとめ。

2010年代はまさしく深夜アニメ黄金時代。日本史上まれに見る数の深夜アニメが制作され、数多くの名作アニメが誕生しました。

ただ、あまりに数が多すぎて今となってはベタな人気作すら埋もれている側面も。

そこでこの記事では人気作だけを、リアルタイムで作品を観てきた人が「ああそれね」と言いたくなるベタな人気作だけを厳選ピックアップしました。

以下で紹介するアニメをひととおりチェックすれば2010年代アニメについてそこそこ語れるようになるはず... アニメ道を極める際の参考にしてみてください。

▼ 2020年代の人気アニメは以下記事でまとめてます（更新中）

【2020年代の人気アニメまとめ】最近のおすすめ作品だけ一挙ピックアップ

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2010年の人気アニメ抜粋

けいおん!

2010年前後に社会現象になった人気アニメ『けいおん!』。京都アニメーションが制作した。

高校の軽音楽部に集った女子高生のユルくて平穏な日常を描いたほんわかもの。日常系アニメの完成形と名高い。

"京都アニメーション"の名前を大衆化した1作でもある。作画崩壊アニメが多かった2010年当時の深夜アニメ界隈において、現代アニメに通づるキレっキレな美麗すぎる演奏シーン、写実的な風景アニメーションを実現して注目を集めた。

2011年には完結編となる劇場版が公開。興行19億円の大ヒットを記録。昨今では一般的な深夜アニメ発のヒット映画の口火を切った。

 

 

デュラララ!!

伏線回収が神ががってた2010年代屈指の日常系ミステリー『デュラララ!!』。

東京・池袋を舞台に都市伝説めぐり交錯する群像劇を展開。複数の時間軸から描かれるエピソードが重なって真相に近づいていく。

特に1期の22話。ここまで観るとデュラララが神作品たる理由がわかると思う。伏線回収がやばい。こらえ性がない人だと意味がわからなすぎて22話までたどり着けない可能性があるが、気合い入れて頑張れ。

 

 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

2000年代のオタク・カルチャーが濃縮された名作。

オタク趣味を隠して生きてきた妹が、疎遠になった兄とオタク趣味をつうじて絆を復活させていくホームコメディ。

2000年代ならではのオタク批判の空気感をそのまま作品に落とし込んだ。オタク趣味がカジュアルに受け入れられるようになった昨今だと逆に新鮮に映るかもしれない。

人気声優、早見沙織の出世作でもある。沼にハマらぬよう最大限注意されたい。

 

 

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2011年の人気アニメ抜粋

魔法少女まどか☆マギカ

日本アニメのお家芸"魔法少女"を再解釈したダークファンタジー。

魔女と戦う宿命を課せられた魔法少女たちが、終わらぬ戦いや搾取される社会構図と向き合い、生きる意味を見いだしていく。

かわいい系のビジュアルからは想像できぬ”鬱”描写が特徴的な同作。アニメ制作会社・シャフトのオリジナルアニメとして制作。世界観、映像描写、音楽なども含めて唯一無二のアニメーション作品として楽しめる。

 

 

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

「あの花」ムーブメントを巻き起こした人気作。

引きこもり高校生が、小学生時代の友人の霊を成仏させるために旧友らと再会していく青春活劇。

キラキラしていた小学生時代に思いを馳せながら、一方では現在の旧友らとの立ち位置を見せつけられる、よくも悪くも胸が締めつけられる作品だ...

埼玉県秩父市を舞台に描かれ、アニメの大ヒットで同市への聖地巡礼ブームを加速させた。

 

 

STEINS;GATE（シュタインズ・ゲート）

2010年代を代表する人気SFアニメ。通称「シュタゲ」。

タイムリープ技術めぐる時空を超えた争いを展開した同作。2000年代から続く”セカイ系”アニメのエッセンスを取り入れた、切なくて壮大な世界観を持つ作品に。

世界線、タイムリープ、タイムパラドックスなどSF要素が数多く登場。SF好きの人なら見て損はない。

作品は2010年前後の秋葉原が舞台。かつてのギークでオタクな秋葉原の空気感が今となっては懐かしく感じる。

 

 

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2012年の人気アニメ抜粋

＜物語＞シリーズ

2010年代アニメを語るなら避けては通れぬ＜物語＞シリーズ。

トラウマやコンプレックスなど心の問題をテーマにした日常系ファンタジー作品。自分自身の心が生み出す化け物との向き合い方、ただ戦うだけでは解決できない苦悩や葛藤を描いた。

重たそうな作品テーマ一転、コメディ会話劇として展開され、意外や意外に重くない。

その独特な映像演出や音楽も特徴的。それこそアニメ制作会社・シャフトの代表作だ。普通のアニメに見飽きてしまった人なら楽しめるはず。

 

 

PSYCHO-PASS（サイコパス）

22世紀の日本を舞台にした近未来SF。

社会の善悪をAIで審判する時代の「正義とは何か」を追った。人気ドラマ『踊る大捜査線』シリーズで監督務めた本広克行氏が手がけたオリジナルアニメとして知られる。

2015年の劇場版でとりあえず完結。2019年以降の作品は世界観そのままに主人公を変更した新章の扱い。

 

 

ソードアート・オンライン

2010年代を代表するシリーズ作品『ソードアート・オンライン』（通称”SAO"）。

VRゲームを発展させたVR・MMORPG、五感と意識をゲーム内に投入できるRPG世界で冒険を繰り広げる。

シーズン1ではゲーム世界に閉じ込められ、意識がログアウトできなくなったゲーマーたちの名実ともにデスゲームが展開された。

作品はシーズンごとに完結。現在もシリーズ化されているが、とりあえずは2017年に公開した劇場版『オーディナル・スケール』まで見ておけばキリがいい。

 

 

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2013年の人気アニメ抜粋

進撃の巨人

2010年代を代表する人気作。巨人に支配された世界で壁を建造して生き延びる人類の戦いを描いた。

壁が破壊され、表向き平和だった社会が崩れていくストーリーが尖閣事件（2010年）後の世論とマッチした側面も。そのメッセージ性ないし皮肉さがウケた。

2023年にようやくアニメ完結。一気見したい人にもおすすめ。

 

 

ラブライブ!（初代）

2010年のアイドルアニメ企画から始まり、現在なおシリーズ展開される人気コンテンツに成長した『ラブライブ!』。

その人気を確立した初代作品が2013年放送の『ラブライブ!』。

廃校寸前の母校を救うためスクールアイドルとなった女子高生らの奮闘を描いた。

2024年時点で4シリーズ展開。いずれも独立した作品となっているため、見たいシリーズだけかいつまんでOK。

 

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

原作ラノベが全世界累計1000万部を売り上げた人気作。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』

"ぼっち”（一人ぼっち）系アニメのジャンル確立に多大な貢献した同作。

ひねくれぼっち高校生のコミュ症コミュニケーションをコメディ展開した。

コミュ障なんだけど無理して周囲の人間と合わしてやり過ごしている、そんな悩みを持った人たちの姿をリアルに描いたことで視聴者から強い共感を得た。

 

 

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2014年の人気アニメ抜粋

東京喰種（トーキョーグール）

いつの時代にもある中高生が好きなダークファンタジーの王道作品。2010年代はまさしく『東京喰種』の時代。

人間 vs 人肉を喰らう怪人・喰種（グール）との戦いを描いた。半喰種化した主人公が、人間と喰種の抗争に巻き込まれていく。

3rdシーズンできれいに完結。一気見したい人にもおすすめ。

 

 

ハイキュー!!

2010年代を代表する少年ジャンプ作品『ハイキュー!!』。

高校バレーボールを題材にした王道のスポ根アニメ。低身長ストライカー・日向翔陽が全国大会出場を目指す。

バレーボールに興味がない人でも楽しめる胸アツ展開。ついつい先の展開が気になる少年ジャンプらしさは健在だ。

2024年時点で原作漫画は完結。アニメはまだ途中。先の展開が知りたい人は原作漫画もチェックしたい。

 

 

SHIROBAKO

アニメ業界を舞台にしたお仕事アニメ『SHIROBAKO』（しろばこ）。

キラキラどころかブラックすぎるアニメ制作会社の勤務実態、胸くそ悪い人間関係などリアルに描き、アニメ関係者から高い（？）評価を受けた同作。

人気アニメスタジオ「P.A.WORKS」のお仕事アニメシリーズの1作品。同作ほか『花咲くいろは』『サクラクエスト』が同社・同系統の作品として挙げられる。

 

 

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2015年の人気アニメ抜粋

おそ松さん

「おそ松女子」なる熱狂的なファンを生み出した人気アニメ『おそ松さん』。

原作は1960年代に連載された赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』。作中の6つ子が20歳になったアフター・エピソードとして展開された。

アニメ『銀魂』を手がけた藤田陽一監督が手がけたこともあり、スピーディーでブラックで下ネタ多めのハイテンション・コメディムービーに。ノリの良い日常系アニメとして人気博した。

 

 

響け!ユーフォニアム

京都アニメーションが制作した吹奏楽アニメ。

京都アニメーション作品の中でも歴代No.1と名高い映像美。実写ドラマ顔負けの美麗すぎる演奏シーンが注目を集めた。

作品は高校吹奏楽部を舞台に描く青春スポ根もの。全国大会出場を目指す吹奏楽部の生徒たちの成長を追った。

京都府宇治市を舞台にしており、同市への聖地巡礼も人気に。

 

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

『機動戦士ガンダム』の世界観を原案にしたオリジナルアニメ。従来のガンダム作品との繋がりはない。事前知識なしで作品単体で楽しめる。

人類の火星移住時代が舞台。文明発展の裏で社会に搾取される少年らが、用心棒稼業で成り上がっていく人生逆転ストーリー。

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で知られるアニメ脚本家、岡田麿里が脚本担当。社会に抗い続ける少年らの心情がつぶさに描かれた本格ドラマ仕様の作品に。

 

 

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2016年の人気アニメ抜粋

君の名は。（映画）

新海誠監督の名前を世に知らしめた『君の名は。』。日本国内の興行収入は250億円を突破した。

2000年代アニメの一大ジャンル「セカイ系」に準じた作品。2000年代ならアニメオタク向けとされていたであろう作風ながら名実ともに成功を収めたことで、一躍アニメの大衆化が言われるように。

 

 

Re:ゼロから始める異世界生活

数多い異世界転生アニメの中でNo.1ヒットと名高い『Re:ゼロから始める異世界生活』。通称”リゼロ”。

異世界転生したニート主人公が、無双したり、ハーレムしたりする王道の異世界ものアニメ。2010年代の異世界ものアニメのテンプレを提示した作品と言っても過言ではない。

 

 

僕のヒーローアカデミア

少年ジャンプ原作の王道ヒーロー作品『僕のヒーローアカデミア』。2024年時点でTVアニメ7期まで展開中。

人類の大半が超人能力こと「個性」に目覚めた時代を舞台に、無個性だけどヒーローになりたい少年の奮闘を描いた。

原作コミックスは1億部突破。ヒーロー作品の本場であるアメリカでも異様な人気誇る作品に。

 

 

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2017年の人気アニメ抜粋

けものフレンズ

「君は〇〇のフレンズなんだね！」のフレーズで一世を風靡したアニマル・ファンタジー『けものフレンズ』。

擬人化した動物こと”フレンズ”が暮らす世界が舞台。どこからともなく現れた謎のフレンズ、かばんちゃんの正体に迫るミステリーもの。

フレンズさておき作品はSFものとしての側面が強い。かつて人間が住んでいたであろう世界を舞台にしており、その意味深なEDムービーと合わせて考察が渋った。

お家騒動の影響あり、1stシーズン、2ndシーズンで制作スタッフが異なる。とりあえず1stシーズンだけ見ておけば十分かもしれない。

 

 

宝石の国

3DCGアニメとして高い評価を得たSFファンタジー『宝石の国』。

かつて人が住んでいた惑星で生きる宝石生命体と、宝石を狙う"月人"との戦い描いた。

その独特なストーリーと幻想的な音楽、3DCGとは思えぬなめらかな映像で唯一無二とも言える世界観を演出した。アニメ好きこそ見ておきたい王道アニメとして推薦したい。

2ndシーズンが制作されず、話が中途半端なところで止まっている。先の展開が知りたい人は原作漫画を読みたい。

 

 

3月のライオン

15歳のプロ棋士を主人公に描いたヒューマンドラマ。

華々しい経歴を持つ一方、すでに家族を失い、学校でも孤立し、それでも1人で将棋に向い続ける日々を丁寧な心情描写で追った。

ヒューマンドラマとしての側面が強く、将棋はオマケ。将棋のルールが分からない人でも問題ない。

＜物語＞シリーズで知られる人気アニメスタジオ「シャフト」がアニメーションを制作。シャフトならではの独特なポージングや風景描写も楽しめる。

 

 

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2018年の人気アニメ抜粋

ゆるキャン△

ソロキャン（1人キャンプ）ブームを巻き起こした日常系キャンプアニメ『ゆるキャン△』。

本格的なキャンプ知識、ゆったりとした日常系アニメの雰囲気が噛み合った近年まれに見る良作。四の五の言わずに1話を見てほしい。

1stシーズンでは山梨県の富士山近辺のキャンプ場がメイン。2ndシーズンでは伊豆に遠征した。

 

 

宇宙よりも遠い場所

米NYタイムズ「ベストTVショー」（2018）に選出された実力作。

南極探査に向かった女子高生らの青春活劇。群馬県の片田舎から南極にたどり着くまでのプロセスを丁寧に描いた。

『ラブライブ!』シリーズで知られるアニメ脚本家、花田十輝が脚本担当。解像度の高い人間ドラマと風景描写が噛み合い、実写ドラマ顔負けのアニメーション作品に。

 

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

京都アニメーション制作。戦争で感情を無くした少女が、代筆屋として言葉を紡いでいくヒューマン・ファンタジー。

京都アニメーションの歴代スタッフが集った同作。2020年に公開された劇場版は興行21億円を記録。京都アニメーションを代表する1作として名を連ねた。

Netflixオリジナルアニメ扱い。Netflix以外のVODだと視聴できない。

 

 

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2019年の人気アニメ抜粋

鬼滅の刃

劇場映画が興行400億円超と歴史的な大ヒットを記録した『鬼滅の刃』。

鬼がまん延する架空の大正時代が舞台。主人公・竈門炭治郎かまど たんじろうが鬼になった妹を助けるため、鬼の大将こと鬼舞辻無惨きぶつじむざんを追う。

現代版「桃太郎」と言われるまでのシンプルなストーリーに、原作者・吾峠呼世晴の独特な台詞回しが光った。

 

 

五等分の花嫁

2020年前後で最もヒットしたラブコメと言っても過言ではない。『五等分の花嫁』。

金持ち5つ子＆家庭教師の貧乏男子学生がイチャコラしていく王道ラブコメ。いやはやラブコメ。令和の時代にここまでストレートなラブコメがあるのかというレベルのラブコメだ。

声優も豪華。花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのりら集結。ぜひ頭の中を空にして盛大にブヒってほしい。

 

 

Dr.STONE（ドクターストーン）

少年ジャンプ発の科学アドベンチャー『Dr.STONE』。

謎の光線で人類が石化してから3700年。石化から復活した少年らが、持ち前の科学知識を活かして現代文明の再興を目指す。

旧石器時代の文明水準から始まり、火薬、電気、はては電話や自動車まで作り上げていく。理科を覚えたての少年が真似せざるを得ない圧倒的なまでの少年向けアニメに仕上がってる。

 

 

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