ドラマ性の高いアニメ作品が増えてきた昨今。2018年もまた『ゆるキャン』『ゴールデンカムイ』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など脚本重視のアニメが流行しました。
この記事では、2018年に放送された新規アニメの中から人気アニメ、おすすめアニメを抜粋して紹介します(※2期以降の続編作品は除外)。
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2018年を代表する人気作品TOP4
1. ゆるキャン△
話数 | |
TVアニメ1期(2018年) | 12話 |
TVアニメ2期(2021年) | 13話 |
劇場版(2022年) | 1話 |
ほか |
ソロキャン(1人キャンプ)ブームを巻き起こした日常系キャンプアニメ『ゆるキャン』。
女子高生らが富士山近辺でキャンプする日常系キャンプアニメ。本格的なキャンプ知識、ゆったりとした日常系アニメの雰囲気が噛み合った近年まれに見る良作。ヒーリングアニメとしての側面もあり。四の五の言わずに1話を見てほしい。
1stシーズンでは山梨県の富士山近辺のキャンプ場がメイン。2ndシーズンでは伊豆に遠征した。
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2. ゴールデンカムイ
話数 | |
TVアニメ1期(2018年) | 12話 |
TVアニメ2期(2018年) | 12話 |
TVアニメ3期(2020年) | 12話 |
TVアニメ4期(2022年) | 13話 |
ほか |
明治時代末期の北海道を舞台にしたトレジャー・サバイバル漫画『ゴールデンカムイ』。
アイヌ人が残した金塊を探すべく、本州から集った男たちがバトルロイヤルを繰り広げる。日露戦争による戦争PTSDに悩まされる男たちが、大自然の中で闘争本能を発揮しては生きる意味を見つけていく。
日本人が意外と知らないアイヌ文化を描いた作品としても人気。食事や文化、死生観など学べる要素が多い。
原作漫画は2022年に完結。アニメは未完結だが、最終シーズンとなるTVアニメ5期の制作が決定した。
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3. 宇宙よりも遠い場所
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 13話 完結 |
米NYタイムズ「ベストTVショー」(2018)に選出された実力作。『ラブライブ!』シリーズで知られる脚本家、花田十輝のオリジナル脚本アニメとして制作された。
南極探査に向かった女子高生らの青春活劇。群馬県の片田舎から南極にたどり着くまでのプロセスを心情変化とともに丁寧に描いた。「宇宙よりも遠い場所」とは、宇宙飛行士・毛利衛の過去発言より拝借した(宇宙には数分で着くが、南極には何日もかかる)。
文部科学省、海上自衛隊、国立極地研究所ら全面協力。写実的なアニメーション風景と相まり、実際に南極に行ったかのごとく錯覚するリアリティ作品に。青春もの、冒険ものとして多面的に楽しめる。
4. ヴァイオレット・エヴァーガーデン
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 13話 |
劇場版(2019年) | 1作 |
劇場版(2020年) | 1作 |
京都アニメーション制作。戦争で感情を無くした少女が、代筆屋として言葉を紡ぎ、自らの心を取り戻していくヒューマン・ファンタジー。
石立太一や吉田玲子ら京都アニメーションの歴代スタッフが集った同作。2020年に公開された劇場版は興行21億円を記録。名実ともに京都アニメーションを代表する1作として名を連ねた。
Netflixオリジナルアニメ扱い。Netflix以外のVODだと視聴できない。
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そのほか2018年に注目を集めたおすすめ作品
はたらく細胞
話数 | |
TVアニメ1期(2018年) | 13話 |
TVアニメ2期(2021年) | 8話 |
【はたらく細胞BLACK】(※スピンオフ) | |
TVアニメ(2021年) | 13話 |
擬人化した体内細胞たちの活躍を描いた理科系アニメ『はたらく細胞』。
赤血球と白血球のコンビが、日夜トラブルに苛まれる人間の体内を駆けめぐる。ちびっこでも楽しめる王道の理科系アニメに。
2021年に放送された『はたらく細胞BLACK』はストレスだらけの大人の体を舞台にした、ちょっぴりアダルトなスピンオフ作品。"ED"などテーマにした。
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 13話 |
劇場版(2019年) | 1作 |
ほか |
江の島・藤沢エリアを舞台にした日常系ミステリー『青春ブタ野郎』シリーズ。
思春期のみ発症する謎の心理現象「思春期症候群」をテーマに描いた青春SFもの。恋愛に人生に思い悩む少年少女らの葛藤と、その解決をドラマチックに描き上げた。
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SSSS.GRIDMAN
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 12話 完結 |
SSSS.DYNAZENON | |
TVアニメ(2021年) | 12話 完結 |
グリッドマン ユニバース | |
劇場版(2023年) | 1作 完結 |
リアリティ重視の日常系・特撮アニメとして人気『グリッドマン』。
ウルトラマンの兄弟シリーズである特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原案にアニメ化。巨大ヒーロー「グリッドマン」の力を得た高校生が、どこからともなく現れる怪獣の正体に迫る。
作品自体は特撮ものだが、非常に緻密で丁寧な脚本がベースにあり、一見すると日常系アニメかと勘違いする完成度。高校生の淡い恋愛模様もあり、青春かつ日常系かつ特撮ものといったところ。特撮ならではのバトルシーンもあって特に男性だと総合的に楽しめる。
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転生したらスライムだった件
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 25話 |
ほか |
なろう系から誕生した人気作『転生したらスライムだった件』。
文字どおりの意味で”スライム”に転生した主人公が、魔物の街を発展させていく異世界ファンタジー。
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ポプテピピック
話数 | |
TVアニメ1期(2018年) | 14話 |
ほか |
指定暴力団「竹書房」から生まれた謎の生命体ポプテピピック。
作品概要を説明するのが非常に難しい。とりあえずはコメディ作品だろうか。毎話豪華声優が出演して騒ぐ。
SNSでリアルタイムで盛り上がるための作品としての側面が強く、いざ1人で見るにはつまらないかも知れないが、2018年に話題になった作品の一つとして記録に残したい。
恋は雨上がりのように
話数 | |
TVアニメ(2018年) | 12話 完結 |
中年おっさんに恋心寄せる女子高生の淡い青春劇『恋は雨上がりのように』。ファミレスの40代店長&バイト女子高生の関係を追った。
あらすじだけ見ると不健全な雰囲気あるが、そこまでヤバい作品ではない。新海誠監督の名作『言の葉の庭』のような、天井が見えた大人、伸びざかりな若者が交錯するヒューマンドラマといったところ。若者ならではの向こう見ずな実直さを恋愛感情で代替描写した。
原作漫画はすでに完結。アニメも全12話で完結した。
メガロボクス
話数 | |
TVアニメ1期(2018年) | 13話 |
TVアニメ2期(2021年) | 13話 完結 |
『あしたのジョー』連載50周年を記念して作られたオリジナル脚本アニメ『メガロボクス』。
地下闘技場でその日暮らしをしていたボクサーが、プロ格闘技「メガロボクス」での成功を目指すボクシングアニメ。身体能力を拡張させる機械を用いた新世代ボクシングにあって、一切の機械を使わず、身体ひとつで戦う”ギア・レス・ジョー”の奮闘を描いた胸熱もの。
1970年代アニメのようなダークでハードコアで男くさい雰囲気が作品の味。男性なら9割方はハマるやつ。
『あしたのジョー』とはストーリー、キャラクターともに関係なし。単体で独立したオリジナル作品として楽しめる。
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